10月も半ばを過ぎ、朝夕もかなり冷えるようになってきました。この時期は日中と夜間の寒暖差も大きいのでどうか皆さん、健康には十分お気をつけください。

さて、今日は”これって整形外科?”シリーズ第二弾として”背中の痛み”についてご説明します。

背中といっても、実は広範囲にわたります。背中の上の方、いわゆる肩甲骨のあたりも背中ですし、背中の下の方は腰につながります。それだけに”背中の痛み”、いわゆる背部痛は様々な要因から構成されていることが多く、整形外科的疾患はもちろん、内科的疾患でも背部痛を呈する疾患は多いのです。内蔵由来の痛みは関連痛と呼ばれ、その機序は内臓から疼痛を伝えてきた神経が、脊髄で皮膚といった他部位から痛みを伝えてくる神経とまとめられて脳に投射されるためとされているようです。(ウィキペディアより)

背部痛を呈する病気をざっと挙げますと、

整形外科的疾患:頚椎症・胸椎症・腰椎症・そくわん症・筋膜性腰痛症・肋間神経痛・肋骨骨折・胸腰椎圧迫骨折・転移性脊椎腫瘍・・・などなど

内科的疾患:逆流性食道炎・胃潰瘍・膵炎・虚血性心疾患・解離性大動脈瘤・腎盂腎炎・尿路結石・・・などな

本当に多岐にわたりますね。中には自然経過で治癒するものもありますが、特に内科系の病気の場合、治療をすぐにでも開始しなければならないものがあるのです!

ですから、背中の痛みがあったら内科でも整形外科でもかまいません、迷うことなくクリニックや病院を受診しましょう。