今日は腰痛予防の体操を紹介いたします。
- 下腹部筋力の増大
腰椎や骨盤の安定コア筋である腹横筋のエクササイズが有効です。腹横筋を随意的に活性化する方法としてはドローイング(drawing-in)とも呼ばれる引き込み法が腰痛改善トレーニングとしても効果が認められています。
ドローイングはお腹を引っ込めたまま呼吸をすることによって、一番奥にある腹横筋まで収縮させることが出来ます。腹横筋を動かすことによって、その周りにある腹斜筋や骨盤底筋まで効率的に動かすことができるのです。お腹の周りの筋肉はとても複雑な構造をしており、ひとつひとつが立つ、座るといった動作を支えています。一般的な筋トレではなかなか鍛えることが出来ないのですが、ドローイングは「呼吸」という動きを利用しながらインナーマッスルに働きかけて、身体の奥まで効率的に鍛えていくことが出来るんです。
やり方:
下腹部を下着のゴムから離すように、おへそを脊柱の方向にゆっくり引き込みます。
おへそが背骨に近づくイメージです。その際、胸郭が頭の方向に持ち上がらないように注意しましょう。
10秒間保持を10回実施します。最初のうちは回数は少なめでも大丈夫です。
エクササイズ中は呼吸は止めないようにしてください。
まず、膝を曲げて仰向けに寝た状態から始めていきましょう。