〈快適で長続きする立位姿勢を保持するには〉
快適で長続きする立位姿勢を保持するには、次の3つの要素が関与します。
① 安定性
姿勢保持のための筋活動とエネルギー消費の少ない、バランスの安定した状態です。
② 非対称性
左右対称の同一姿勢よりも、片測の足を出した休めの姿勢のほうが両足の幅が広がり、バランスが安定します。
③ 交代性(姿勢変化)
良い姿勢であれ悪い姿勢であれ、長時間同じ姿勢を維持すると筋群の緊張によって循環障害(血行不良)が生じます。わずかな姿勢変化でも筋緊張のバランスが変わり、筋群の血液循環は促進され、筋疲労が軽減します。休めの姿勢でも左右の足を交代させながら立つほうが姿勢が長続きします。